最近SNSなどのでベトナムを取り上げられる機会が増えた影響か、日本人旅行客がとても増えています。
在住者にとってそれはとても嬉しい事なのですが、旅行誌やSNS発信によるちょっと大げさな表現による情報によってトラブルになっているケースもあるようです。
以下にそれらを少しだけまとめますのでベトナムに来られる際は是非お気を付けください。
目次
ハロン湾
世界遺産に登録されており、山水画の中に入ったかと錯覚するような日本ではなかなか見られないすばらしい絶景スポットです。
しかし行くにはハノイから車で約3時間、やっと到着してもクルーズ船に乗って数時間遊覧するだけで景色も変わらず30分もしないうちに多くの人が飽きてしまいます。
残念なことにクルーズ船乗り場近隣にはこれといった観光スポットもないので、もし来られる際は11月~2月を避けたシーズンをお勧めします。
ベトナム北部はその時期寒い日で気温10度を下回ることも珍しくありません。
従って船の上は寒いのと、そのシーズン以外なら近くのビーチで残った時間も楽しめるかと思います。
ハノイのナイトマーケット
ハノイの旧市街と呼ばれる地域で週末の夜になると通りが歩行者天国になり物販屋台が立ち並びます。
人は多いですがフェイク品ばかりで購買意欲をそそられるような商品は悲しいくらいなにも有りません。
雰囲気だけでも味わいたいという方はどうぞ。
実はこのマーケットをやっているホアンキエム区のとある場所に超絶美味しいエッグ珈琲の飲めるカフェが有るのですがおそらく日本人で知っている人は相当少ないと思います。
そのカフェは古いくて小さい洋服屋さんの店内を通らないと行けないカフェが有るのですがそこのエッグ珈琲は超濃厚!美味い!店内も別世界!
トレインストリート(カフェ)
ハノイの旧市街から少し外れたところに位置する線路横にカフェが立ち並ぶ有名な観光スポットで、各国からインフルエンサーが集まってきます。
ここはお勧めスポットです。
しかしちょっと旅行初心者には難易度が高いという点で注意が必要です。
電車がすれすれを通過するので旅行客による事故が後を絶たず数年前に表向きはカフェ営業が全面閉鎖になってしまいました。
なぜ表向きかというと一部区間では今でも営業しているからです。
しかし踏切内や線路沿いには公安がしっかり見張ってますので、線路に面した住人以外は線路内に立入ることが出来なくなってしまいました。
ただ一つ入る方法は線路脇のとあるお店が秘密の入り口になっていて、その家の中を通り住人の客人としてのみ線路内に入ることができます。
一般人に紛れてそこの案内人がいますので、入りたそうに付近をウロウロしていれば運よく向こうから声をかけてくれるかもしれません。
この案内人と公安は関係が出来ているのか、この人に連れられて線路内に入れれば公安も黙認してくれるので、多くの旅行者の羨ましそうな視線を浴びながら特別な時間を満喫することができます。
電車はそれなりの速度で走ってきますので安全確保は完全な自己責任です。
ベンタン市場
SNS動画では必ずと言っていいほどお勧めとされているホーチミンに有る観光スポットですが、行ったところで何も珍しいものは無く、完全に観光客相手のぼったくり市場になってますのでお勧めできません。
中にはベトナムスウィーツなども豊富なのですがベンタン市場内は値段も高く食材も売れ残りを翌日もそのまま販売しているのでかなり不衛生です。
市内には新鮮で本当に美味しい食べ物やスウィーツがたくさんありますので、ここをおすすめスポットと推しているSNSには騙されないでください。
ハイランドコーヒー(Highland)
なぜかたまにSNSでお勧めとして取り上げられているチェーン店のカフェ。
いたる所に展開するカフェで私も時間調整などでたまに利用するのですが、ベトナム中のどこにでもあるという意味で何の変哲もないごく普通のカフェです。
ライチティーなど美味しいドリンクは有りますが、かといって推しのカフェかというとちょっと微妙です。
ここをおススメとしてるインフルエンサーはネタがなかったのかも。
ブイビエン通り(Bui Vien Street)
夜になると爆音で音楽を流しているクラブが200mくらい並んでいる通りです。
これも観光ガイドやSNSで紹介されおり、通りには見物人が多く歩いてますがいくつも立ち並ぶクラブ店内はガラガラ。
行けば分かりますが音楽が爆音過ぎて会話が聞こえない、ドリンクが高い、特に面白い出し物も無いという状況なので間が時間が持ちません。
このストリートは治安が悪そうな雰囲気は有りますが実際は皆さん同じ観光客ばかりですのでご安心ください。
もし行かれるのでしたらついでに細い路地に入り日本では見かけないフルーツのジュースやベトナム風ゼンザイの屋台などたくさんあるのでそちらも楽しいかと思います。
地元の生活に溶け込む楽しさ
今まで何人もの人の旅行ガイドをして感じることはベトナムの本当の魅力を感じてもらうには庶民の生活に馴染んでもらうのが一番だということ。
屋台のローカルフードを食べ歩き、レンタル自転車で街中を散策し、疲れたら近代的ではなく昔ながらのカフェで休憩する。
アジア各国は仕事やプライベートで良く行きますが、高いホテルはリッチな気分にはさせてくれますが、どの国も特色が無くなってきてるように思えますので、旅程の半分くらいは本当の地元を知る散策を皆さん喜んでいただいてます。
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