副業・ビジネス

副業 ベトナムで個人店舗の作り方 Vol.2【初期計画を練ろう】

ベトナムに個人店舗を出す場合の第一ステップである、業種選択・ターゲット設定・店舗コンセプト・予算設定を経験に沿って解説します。

まだVol.1をご覧になってない方は最初に全体の流れを説明している以下のテーマをご覧ください。

副業 ベトナムで個人店舗の作り方 Vol.1【プロローグ】専門知識のない素人でもベトナムで個人店舗を開業し、副収入を得るための方法を実体験を交え解説。日本と比べ低資金で開業できベトナムに居住していなくても大丈夫。Vol.1のこの記事では計画から開業に至るまでの全体のプロセスを分かりやすく解説しています。...

プロセスのおさらい   

 

Vol.1のおさらいで店舗開業に伴うプロセスは以下の通りです。

  1. 計画を練る(業種、ターゲット、店舗コンセプト、概算予算)
  2. 信頼できる現地のパートナーを探す
  3. 仕入れルート、コストを事前に確認しておく
  4. 店舗の場所を決める
  5. 店舗工事の見積を取る
  6. 最終計画を固める
  7. ライセンスの取得
  8. 改装工事の実施&スタッフ募集
  9. 宣伝広告の実施
  10. 開店準備

このVol.2では、①の「計画を練る」について詳しく解説していこうと思います。

 

計画を練る   

 

計画段階においてはザックリと業種ターゲット店舗コンセプト概算予算に分類され、それらを順を追って決めていきましょう。

しかしこの段階では、まだ頭の中でも不明点が多く具体的にイメージできない部分もありますし、プロセスが進んでいくに従ってだんだん見えてくるものです。

なのでこの段階でしっかり計画を煮詰めようと思っても、まだ情報が乏しい中で悶々と答えの出ない検討を繰り返したあげく「自分には無理だ」という結論に達してしまうかと思います。

後のプロセスで計画を固める作業が有りますので、この段階では下書き程度で全然構いません。

 

業種を決める

 

まずは自分が何の店舗を開業したいかを決めます。

ここで注意したいのが、その国でまだ浸透していない業種を先駆けて開業しようなんて考えない方が良いです。

私の住むベトナムで例えれば、手打ち蕎麦屋、から揚げ専門店、もつ煮専門店など。

私自身はこのようなお店が近くに出来れくれれば非常にうれしいし、開店すれば大人気になるかもしれませんが、自分で店舗を始めるとなった場合に既存の参考事例が少ない業種は避けた方が無難です。

従って飲食店なら、定食屋・ラーメン屋・焼き鳥屋・居酒屋・スナック、Barなどはライバルとなる店舗はとても多いですが、既存店舗が多いという事はニーズの裏付けは取れているのと同じですので無難です。

個人的な感覚としては定食&居酒屋みたいなお店舗は既に多く有るものの、質が悪くなければニーズは無くならないし、奇抜なコンセプトを打ち出す必要も無いので最もリスクが少ないような気がします。

先駆け的なニーズ狙いは避けよう。

 

ターゲットを決める

 

ここで決めるターゲットとは大まかな対象を日本人にするか、国籍を限定しないかという意味です。

一見国籍を限定しない方がターゲットの母数が増えるので良いように思えるかもしれませんが、これを決めることによって店舗の場所とコンセプトが必然的にだいたい定まってきます。

対象を日本人に設定した場合は日本人の多く住む場所や日本企業が多く集まるオフィス街。

国籍を限定しない場合は観光などで人が集まりやすい場所といった感じでしょうか。

経費面では日本人街などは家賃が高く、日本語が話せるスタッフとなると人件費も高くなる一方で、どの業種において販売単価は日本とほぼ同じか若干高めに設定しているところが多いです。

客層を日本人に限定しなければ、賃料は安くターゲットが増える一方で単価は低くせざるを得ません。

一例として日本人が絶対に行かないような地域に店舗を構える日本人経営のラーメン店は、ベトナム人が行列することもある人気店ですが、ラーメンの価格は1杯400円程度とターゲットに合わせた価格帯になっています。

一方で日本人街のラーメン店は1杯1,000円くらいの価格帯ですが、満員になるほどの繫盛は見込めません。

どちらが良くてどちらが悪いという事ではないので、この後説明するコンセプト次第かと思います。

一つ絶対にやってはいけないことは、「賃料が安い地域でも質さえよければ高い単価でも多くの人が来てくれるかも」という淡い期待です。

コンセプト次第で成功するかもしれませんが、先ほど述べたように先駆け的なチャレンジに値するので避けましょう。

どの国の人を客層に設定するか事前に絞っておこう

コンセプトを決める

 

ここで決めるコンセプトとは「特徴」です。

商売において何にも共通することですが何の特徴も無ければお客さんは集まってくれません。

またここが有る程度最初に固めておけば、この後のプロセスがとてもスムーズに進みムダが無くなります。

飲食店のコンセプト一例

  • 外観や内装にこだわる
  • 名物料理を設定する
  • 接待向け/カップル向け/一般向け/など
  • 和食/洋食/イタリアン/フレンチ/中華/など

 

Bar、スナックなどのコンセプト一例

  • 内装のテーマ
  • メイン:ドリンク/女性スタッフ/バーテンダー/生演奏など
  • サイドメニューの有・無(有る場合は売りにしたいメニュー)
  • カラオケの有・無

多種多様なコンセプトが有り、上にあげた例もさらに細分化できますが、これらが明確になればなるほど特徴が出て他店との差別化にもつながります。

どの地域も人通りの多い場所に面したテナントは既に埋まってますので、これらの特徴がしっかり打ち出せるかどうかはとても重要です。

全てに関してこだわりたいことですが、やはり費用面も嵩みます。

最終計画を固めるプロセスがこの後ありますが、そこで削ぎ落しをしますのでこの段階では3つ程度設定しておくと良いと思います。

店舗の特徴をいくつか設定しておこう

 

概算予算を決める

 

店舗を稼働させるまでにかかる費用の項目として大まかに以下の通りです。

  • テナントのデポジット(敷金)※家賃1ヵ月分にしているところが多い。
  • テナントの家賃 ※日本人街で千代田区の3分の1程度のイメージ。
  • 内装デザイン、施工費(家具・設備込み) ※日本の3分の1程度(日系にこだわらなければ)
  • 雑費(装飾・ユニフォーム・食器など) ※志向によるが通常なら日本の半値以下。
  • 初回の仕入れ
  • ライセンス取得、銀行口座開設 ※数万円(業種による)
  • ワークパミット取得 ※諸々含め数万円~20万円(個人で取得は難しく依頼する業者による)
  • 在留資格取得 ※数万円~10万円(必要な場合)

金額が大きいのは家賃と内装工事です。

家賃について

家賃で気を付けなくてはいけないのが、ベトナムの家賃は毎月支払うのではなく、2・3・6ヵ月分を一度に支払うケースが多いので、デポジットと合わせ契約時に最大で7ヵ月分を手元に準備しておく必要があります。

参考にベトナム日本人街で小スペースなら家賃5万円~、4階建ての一棟借りで20万円前後を参考にしてください。

また、物件を探す場合に日本の場合は不動産屋に紹介してもらいますが、ベトナムは不動産屋に登録せず、建物に貸物件の貼り紙をしているケースが殆どです。

私自身も貼り紙をたよりに物件を決めました。

出来れば自分の足で候補地をくまなく散策した方が掘り出し物件が見つかる可能性が高くなるでしょう。

 

内装工事について

内装工事は大きく分けて日系業者とローカル(ベトナム)業者の二者択一になります。

日系は信用できて質も良いが費用が高い。

ローカル系は安い反面、信用面と完成度で日系より劣るといった具合。

私の店舗はローカル業者に依頼し、コミュニケーションで苦労はしましたが完成度では期待以上に仕上がったのでそれなりに満足しています。

改装工事前の店舗内と工事業者

写真:改装工事前の店舗内と工事業者

 

写真:改装工事後の店舗内

ライセンスについて

難易度で悩ましいのが店舗ライセンスの取得です。

理想は信頼できるベトナム人パートナーとタッグを組んで、そのパートナー名義でライセンスの取得が最も望ましい形になります。

理由はお国柄も有り、公安との付き合い、銀行とのやり取り、納税関係などベトナム人の助けを借りなければどうにもならないことが多いため。

もちろんこれらの事を丸投げできるコンサルと契約することも十分可能ですが、当然費用が発生しますし、自分の事の様に親身にフォローしてくれる可能性は薄いと言えます。

ベトナム人パートナーについては一番のポイントと言える部分なので、別の記事で詳しく解説したいと思います。

 

費用の話に戻りますが、私の経営する日本人街の6坪の小さなBarを例にあげると、デポジット1ヵ月分、家賃6ヵ月分の条件でも上記の全項目合計で230万円で収まりました。

多少の貯蓄が有ればかなり現実味のある印象を持っていただけるのではと思います。

無理のない初期投資予算を定めておこう。

 

今回のまとめ   

 

今回のVol.2では最初のステップである「計画を練る」をテーマに解説しました。

最初の方に説明した通り、この段階でしっかりフィックスしなくても構いません。

これから進めていくうちにより具体的になっていき、修正を加えながらプロセスの中間で計画を固める作業があるからです。

自分には経験がないからと諦めず、まずは実現に向けてレールの上に立ちましょう。

次回Vol.3では全プロセスの中で最も重要なパートナーについて解説いたしますので是非参考にしていただければと思います。

ベトナムの店舗開業に興味のある方は私の方で段階的にお手伝いできますので、お問合せから些細な事でもご相談ください。

最後に副業お考えの方におすすめリンクを載せておきますので一歩踏み出したい人はアクセスしてはいかがでしょうか。

 

副業 ベトナムで個人店舗の作り方 Vol.3【現地パートナーの作り方】副業のためにベトナムで店舗開業する方法の第三弾。今回は全行程の中でも一番重要なパートナーについて解説しています。ベトナムで個人店舗を開業する場合に絶対必須な作業です。これさえできれば9割出来たも同然。良きパートナーと組んでしっかりがっちり稼ぎましょう。ベトナムでの店舗開業はベトナムに居住していなくてもOKですので興味のある方は是非ご覧ください。...