目次
- 1 はじめに
- 2 Grabバイクの魅力
- 3 Grabバイクタクシーの利用方法
- 4 バイクに乗車
- 5 目的地に着いたら
- 6 まとめ
- 7 よく有る質問
- 7.1 Q1:雨の日でも利用できますか?
- 7.2 Q2:荷物が有っても利用できます?
- 7.3 Q3:ヘルメットは着用必須ですか?
- 7.4 Q4:配車をキャンセルすることは出来ますか?
- 7.5 Q5:目的地を複数個所設定できますか?
- 7.6 Q6:スカートでもバイクに乗れますか?
- 7.7 Q7:バイクに乗り慣れてないのですが問題ないですか?
- 7.8 Q8:バイクタクシーは時間借りできますか?
- 7.9 Q9:値引き交渉は出来ますか?
- 7.10 Q10:降車時に追加で支払いを要求されたのですが。
- 7.11 Q11:アプリで表示されているナンバーと違うバイクが来たのですが。
- 7.12 Q12:1台のバイクに複数名で乗れますか?
- 7.13 Q13:チップを払う必要は有りますか?
- 7.14 Q14:クレジットカード決済は出来ますか?
- 7.15 Q15:Grabタクシーを使う場合と利用方法は異なりますか?
- 7.16 Q16:Grabはベトナム以外でも使えますか?
- 7.17 Q17:ほかに注意点が有れば教えてください。
はじめに
ベトナムに訪れた際の移動にGrabアプリを使えば言葉の壁やボッタクリの心配もなく、簡単にタクシーを呼んで目的地まで移動できることを知っている人は多いと思います。
しかし実はGrabタクシーではなくGrabバイクが最強に便利なことはご存じでしょうか?
特にハノイやホーチミンなどの都市では、慢性化している渋滞をスイスイ回避して移動でき、しかも値段が断然安い!
ちなみにベトナムで生活している私の場合、9割以上はGrabバイクを利用していて、タクシーを使うのは荷物が多いか長距離のときくらい。それ以外は完全にバイクタクシーです!
今回は、Grabアプリを使ったバイクタクシーの利点や利用方法、注意点について、詳しくご紹介します!
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Grabバイクの魅力
- 料金が安い
- 渋滞を回避
- 地元の雰囲気を満喫
- 利用方法が簡単
- ボッタクリの心配がない
それぞれの詳細を説明します。
料金が安い
バイクタクシーの利点は何といってもその値段。
利用の時間帯や天候などそのときの状況によって同じ距離でも価格は自動変動しますが同じGrabでもタクシーの場合と比較すると価格がバイクの場合は半分から最も差がある場合だと3分の1程度で収まります。
渋滞を回避
ベトナムの2大都市であるハノイとホーチミン、それぞれ朝と夕方は大渋滞が一種の名物になっていますが、そんな渋滞でもバイクなら隙間を縫ったり車の入れない裏道をスイスイ進んでくれるのでストレスが有りません。
地元の雰囲気を満喫
街の風や香り、車では見過ごしてしまいそうなちょっとした日常風景や音などを五感で感じることができます。バイク社会のベトナムで地元の人達に溶け込み得られる体験はバイクならではといえるでしょう。バイクに乗った方ならわかると思いますが
利用方法が簡単
Grabを特集した別の記事でも書きましたが、利用方法が非常に簡単。【行き先の設定】【乗車場所の設定】【決定ボタン】と3ステップで配車できるので、言葉の壁に悩まされる心配がないです。
ボッタクリの心配がない
最近だいぶ減りましたが、それでもまだぼったくりタクシーの被害にあう旅行客は後を絶ちません。Grabの場合は行き先と乗車位置を設定した時点、つまり乗車前に料金が表示されるので表示額以上に請求される心配は有りません。
ただし有料道路などを利用した場合はその分の料金は降車時に追加されます。
Grabバイクタクシーの利用方法
Grabのアプリ自体は共通なので利用方法は基本的には同じですが、ご存じない方のために出来るだけわかりやすく説明します。
そもそもGrab Appって何なの?
まだ設定してないという方はこちらの記事をご覧ください。
- バイクのマークをタップ
- 目的地をセット
- 乗車位置をセット
- バイクの種類を選択&料金確認
- 配車の確定
では順を追って詳しく説明します。
目的地のセット
ホーム画面から上段に表示されているBikeのマークをタップします。
すると目的地を入力する画面になります。
名称か住所を入力し、候補がいくつか表示されるので該当するものをタップしてください。
有名な施設などの場合は日本語で入力してもちゃんと候補が表示されます。もし目的の場所が出てこない場合はアルファベットで入力すれば、だいたいは候補の先頭に出てきますので、それをタップして目的地設定を完了です。
目的地が特定できない場合のトラブルシューティング
アルファベットでも候補が出てこないとか、似ている候補がいくつも表示されてどれが正解か分からない、などの場合は以下の方法を試みてください。
①Google Mapで施設名を検索し、そこから住所をコピペする。
トラブルシューティングとしては一番無難な方法です。
Google Mapで施設名を検索し、表示された住所をコピーし、Grab Appへ貼り付けます。
②Grab Appの画面のMapを操作して目的地をセットする。
目的地設定画面の右上に【地図】のマークをタップすると地図を動かして目的地を設定することができます。ただしこの方法は土地感がない旅行者にとっては使いにくいかもしれません。
乗車位置のセット
目的地のセットが終わると自動的に乗車位置のセット画面に移ります。
セットの方法には二つの方法が有るのでそれぞれ解説します。
①GPS機能で自動セット
携帯のGPS機能によってApp上の地図に現在自分がいる場所が自動表示されますので、そのまま決定します。
いちばん簡単な方法ですが、この方法には欠点があって、GPSはたまにズレます。従って本当に乗車位置がその場所で合っているのかを確認するため、高確率でドライバーから電話がかかってきます。当然ベトナム語ですので何を言っているのか分かりません。なのでこの電話を無視してドライバーが到着するのを待つのも良いのですが、本当にGPSがずれていた場合はドライバーと落ち合う事が出来なくなってしまいます。
②乗車位置住所を手入力する
一番お勧めしたい方法はこの方法です。
①同様にGPSで検出された現在地住所が表示されますが、表示された住所をタップすると住所を手入力できます。
ここに現在いる場所(乗車位置)を入力するのですが、当然現在地住所はわかりませんよね。
しかしベトナムの建物には必ず住所が分かりやすく表示されていますので、それを見つけて入力しましょう。
途中まで住所を入力すれば近い場所から順に候補が自動表示されますので、合致する住所をタップし完了です。
この方法ならドライバーに正確な情報がドライバーに伝わるのでドライバーと合流できないトラブルは起きません。
バイクの種類を選択&料金確認
乗車位置のセットが終わると車種選択画面に切り替わります。
このときに表示される車種は以下の通りです。
- GrabBikr Tiet Kiem 変速式バイク 乗客1名 お手頃価格
- GrabBike 変速式バイク 乗客1名 標準価格
- GrabBike Plus スクーター 乗客1名 若干高い
- GrabCar 小型タクシー 乗客4名 標準価格
- GrabCar Plus セダンタクシー 乗客4名 若干高い
- GrabCar7 ミニバン 乗客7名 少し高い
今回の記事のテーマであるバイクに焦点を絞ろうと思います。
バイクの選択肢は3種類になりますが、混雑状況によってはTiet KiemとPlusは表示されない場合もありますが、標準タイプのGrabBikeは常に選択できるようになってます。
バイクはどのタイプも1名乗りですがバイクのタイプによって料金分けされており、Bike Plusはスクータータイプで乗り心地が良い分ほんの少しだけ割高になっています。
配車の確定
ここまでの設定で間違いがなければ『を予約する』をタップし、配車が確定すると来るバイクのナンバーと、そのバイクの現在地が表示されますので到着を待ちます。
☝ワンポイントアドバイス
①か②のいずれかの方法で設定し、ドライバーが確定したらドライバーに直接メッセージが送れるようになります。
このメッセージではドライバーに写真も送信できますので、住所が書かれている建物の写真を送信すれば100%確実です。
数秒で出来る操作なので活用することをお勧めします。
バイクに乗車
バイクが到着したら必ずナンバーが合致しているか確認しましょう。
たまにGrabのユニフォームを着た偽Grabが配車待ちしてそうな人を見かけると乗れと近づいてきますので、ナンバーが合致してない場合は不用意に乗らないようにしてください。
乗車の際はドライバーからヘルメットを借りそれをかぶり乗車します。
バイクに乗り慣れてない方は少し怖いと思いますので遠慮なくドライバーに摑まって問題ありません。
荷物が有る場合はドライバーに託しましょう。
飛行機の機内に持ち込める程度の旅行カバン程度なら問題ありませんのでドライバーの指示に従ってください。あとは黙ってても設定した目的地まで連れて行ってくれます。
・ナンバーの違うバイクには絶対乗らない。
・ヘルメットは必ず着用する。
・ドライバーに摑まり安全を確保。
・荷物はドライバーの指示に従う。
目的地に着いたら
目的地に到着したら最初に確定していた料金を払って終了です。
もし道中で有料道路を利用した場合はその分の費用は追加で請求されますのでそれはしっかり支払ってください。
特に空港は入る際も出る際も料金がかかります。
一旦はドライバーが立て替えてくれますが、降車時にその分を追加で支払う形です。
まとめ
最初にお伝えした通り、おおよそ10km以内の移動ならバイクタクシーは無敵と言っていいほど便利!
便利なだけでなく街に溶け込める素晴らしい体験もできますので一度利用したらこの良さは分かってもらえると思いますのでぜひぜひ活用してください。
よく有る質問
Q1:雨の日でも利用できますか?
多少は濡れますが雨の日でも利用できます。
ポンチョタイプの雨がっぱをドライバーから借りれますのでそれを着用してください。
Q2:荷物が有っても利用できます?
機内持ち込みできる程度の荷物であれば問題ありません。
どのように荷物を保持するかはドライバーの指示に従ってください。
つわ者になれば壊れたバイクをGrabバイクに乗せる人もいます。
Q3:ヘルメットは着用必須ですか?
ベトナムでもヘルメットは着用義務があります。
街中では着用していないバイカーも多いですが、本来は着用が義務付けられてますのでしっかりかぶりましょう。
ヘルメットは共用ですので潔癖症な人は抵抗が有るもしれませんが、未着用で警察に見つかった場合は罰金対象になります。
Q4:配車をキャンセルすることは出来ますか?
ドライバー到着前ならキャンセルできます。
配車確定後に画面を一番下までスクロールするとキャンセルボタンが赤字で表示されてますのでそこからキャンセル理由を選択後にキャンセルしてください。
ドライバー到着前であればキャンセル料はかかりません。
ドライバー到着後のキャンセルはできませんので乗らなくても料金の支払い義務は生じます。
Q5:目的地を複数個所設定できますか?
目的地は最大で2カ所までセット可能です。
最初の目的地をセット後、目的地の横に『+』記号が表示され、そこをタップすると更に目的地を追加することができます。
但し最初の目的地到着後、長時間待たせてしまうと追加料金がかかってしまいますしドライバーにも迷惑がかかるので利用する側にもモラルが必要です。
Q6:スカートでもバイクに乗れますか?
スカートでもバイクに乗れます。
両足をバイクの片側にそろえて乗車する形です。
Q7:バイクに乗り慣れてないのですが問題ないですか?
基本的に問題ありませんが、発進や減速時、段差やシフトチェンジの際などわずかな振動が初心者には怖いと思うので、遠慮なくドライバーの腰回りを抱えて安全を確保してください。ドライバーの方も「この人は乗り慣れてないな」と感じるとそうするように指示してくれます。女性は少々抵抗あるかもしれませんが、ドライバーも経験豊富なプロですので余計な心配は無用です。
Q8:バイクタクシーは時間借りできますか?
2時間、4時間、6時間、8時間で時間借りで来ますが、時間借りにはクレジットカード登録が必要です。またこの場合行き先設定はアプリ上で出来ないので、どこに行きたいか、何分後に再合流場所はどこにするかなどドライバーと直接話し合う必要があります。
また時間借りでも合計走行距離が各時間ごとに決められてますのでアプリ上でご確認ください。
Q9:値引き交渉は出来ますか?
値引き交渉は出来ません。最初に表示されている料金をしっかり支払ってください。
Q10:降車時に追加で支払いを要求されたのですが。
Grabはしっかりした会社なので詐欺的な行為は一切ありません。追加請求された場合は以下の理由が考えられます。
・空港に出入りした際の有料ゲート料金。
・有料道路を走行した際の利用料金。
・規定時間以上ドライバーを待たせてしまった。
アプリに表示された料金はあくまで目的地までの走行利用料金ですので上記の利用があった場合はその分の実費は最後に支払う必要があります。
Q11:アプリで表示されているナンバーと違うバイクが来たのですが。
担当ドライバーが決まった時点でナンバーが表示されますが、それ以外のバイクが来た場合は決して乗車しないでください。偽Grabの可能性があります。
Q12:1台のバイクに複数名で乗れますか?
バイクタクシー1台に乗客1名と決められています。
ベトナムではバイク1台に2名以上乗っているのは日常風景ですが本来は違法とされています。Grabは交通法に沿って運営されてますので乗客は1台1名です。
Q13:チップを払う必要は有りますか?
ベトナムはチップ文化ではありませんのでチップを渡す必要は有りません。
もし特別に親切にしてもらったなどでチップを渡したい場合は1万ドン~2万ドン(70円~140円)程度が目安です。
また降車後にドライバーの評価を5スター形式でアプリ上で入力できるので5スター評価をしてあげましょう。
Q14:クレジットカード決済は出来ますか?
ドライバーはカード決済端末を所持してませんのでその場では利用できません。
ただしアプリにクレジットカード登録をすることは出来ますのでクレジットカードで決済したい場合は事前に登録してください。
Q15:Grabタクシーを使う場合と利用方法は異なりますか?
GrabバイクもGrabタクシーもアプリも利用方法も同じです。
配車の選択画面で必要な車種を選択してください。
Q16:Grabはベトナム以外でも使えますか?
Grabはベトナム以外に、シンガポール/カンボジア/インドネシア/マレーシア/ミャンマー/フィリピン/タイで利用可能です。
Grabアプリの登録が済んでいれば、その国に入った時点でアプリがその国の通貨に自動で切り替わるので切替設定などの操作は不要です。
Q17:ほかに注意点が有れば教えてください。
細かいお金を準備しておきましょう。
バイクタクシーの料金は数万ドンで収まるケースが多いです。ドライバーはお釣りを大量に準備してませんので数万ドンの料金に対し50万ドン紙幣を渡されても釣銭が有りません。